サバイディー、ビーチサッカー選手のMAHOです🌴⚽️
今回はJICA海外協力隊について説明をしていきたいと思います!
JICA海外協力隊とは?
皆さんは『JICA海外協力隊』というものを知っていますか?聞いたことはありますか?
実は少し前までは『青年海外協力隊』と呼ばれていました。
私は以前、友人に協力隊のことを話したのですが、その友人は全く知らず、意外と知らない人もいることに驚いたことがあります。
JICA海外協力隊とは、前回ご説明した「JICA 独立行政法人国際協力機構」が行なっている事業の一つで、その名も「JICA海外協力隊派遣事業」です。
JICA海外協力隊の目的は、ざっくりと言うと、日本で培った経験や知識を発展途上国の人々に伝えていくことです。
また現地の人々と共に仕事をしたり、生活をする中で、お互いの国の文化への理解を深め、信頼関係を築いていくことも大切な役割となっています。
さらには、JICA海外協力隊の使命はその現地での活動だけに留まらず、帰国後の日本での社会還元も期待されています。
(引用:JICA HP https://www.jica.go.jp/activities/schemes/volunteer/index.html)
実際に、この社会還元という点では、協力隊から帰国後に日本で起業した協力隊OV(経験者)や、帰国後に再度派遣された国に戻り、その地で働くことを選び、引き続きその国や地域のために活動を続けている協力隊OVもいます。
JICA海外協力隊とは、まさに、日本と世界をつなぐ架け橋の一端を担っているのです!
協力隊になるには?
日本と世界をつなぐJICA海外協力隊。
JICA海外協力隊の活動期間は基本的には原則2年間です。
2年間という短くも長いこの期間で、現地の人々と共に暮らし、活動を行います。
そんな協力隊に参加するためには、通るべき門があります!
それも一つや二つではありません。
ただ、参加する人によって、参加を目指す職種によっては、難易度に差があると私は感じました。
さて、それはさておき、まずは参加するための流れを簡単にご説明していきます。
協力隊に参加するためには、JICAの協力隊HPより、年に2回の募集(春募集、秋募集)があるのでそこに応募をします。
(JICA海外協力隊 HP:https://www.jica.go.jp/volunteer/ )
募集開始時期はHPより発表されるので、要チェックです!また、募集開始の前から募集案件は公開されていますので、応募まで一定の期間はあります。そのため、職種や派遣国など、そこでじっくり考えることもできます。
私の経験談から言うと、この時に、「派遣国のどの地域か、首都なのかそれとも地方なのか」を見て、考えておくことも必要かなと感じました🧐
発展途上国の首都と地方では、生活の質も異なってきます。例えば、ラオスの首都にはコンビニがあるけど、地方には無かったり・・・。(個人経営の小さな商店は大体どこでもありました!)
応募の際には様々な提出書類があり、その中には専門性に関わる課題もあります!
応募が完了すると、書類審査となりますが、これを通過すると、面接試験となります。
私の応募職種は体育でしたが、担当の面接官3名と対面での面接でした。圧迫感は多少ありましたが、笑顔も交えながらの面接でした😅
この面接試験も通過すると、職種によりますが、職種ごとの研修が行われ、そこに参加します。
その後約70日間の「派遣前訓練」に参加し、その訓練(語学の中間テスト、最終テストの結果含む)に合格すると、晴れて協力隊候補生となります!✊
訓練終了前には、各国の派遣日程(出国日を含む)が発表され、いよいよ協力隊としての活動が現実味を帯びてきます!
国によっては訓練終了後からおよそ2週間で出国もあり、出国が後の協力隊候補生は空港へ仲間の見送りに来ることもよくあります☺️❤️
協力隊の給料は?
先進国であり、何をするにも便利な日本と比べると、派遣国での生活の水準はぐっと下がります(中には発展が進み、日本とそれほど変わらない国も…😂)
それでも、現地での生活にはそれなりの生活費が必要となっていきます!
JICA海外協力隊はボランティアなので、基本的には給与はありません。
その代わりに、派遣国で開設した個人の銀行口座に生活費として3ヶ月毎に振り込まれます。
この生活費は共通ではなく、派遣国によって金額が変わってきます。
定期的に生活費の見直しも行われており、私の派遣時も実際に1度だけ50ドル以上上がったことがありました。途上国で50ドルUP⤴️は、あまりお金を使わなかった私には嬉しいものではなく、反対に、少しだけ現地の人々に申し訳なさがありました。
当時は活動が有難いことに忙しく、娯楽に費やすこともなかったため、貯金ができるほどに生活費は足りていました。また、現地の子供たちの暮らしを目の当たりにしていたため、本当に心苦しかったです。一方で、「これぐらい生活費としてもらっているのだから、ラオスや子供たちのために、もっと活動を頑張らないとな!」と改めて気を引き締めた機会でもありました😤💪🔥
協力隊の活動は?
JICA海外協力隊は、各派遣国で様々な職種で活動をしています。現在は190以上の職種があり、9つの分野に分かれています。
皆さんは、「協力隊」にどんな職種があると思いますか?
小学校教育、日本語教育、理科教育、数学教育、体育、スポーツ(各種)、環境教育、料理、服飾、幼児教育、青少年活動、PCインストラクター、看護師、助産師、コミュニティ開発、コンピュータ技術、栄養士、デザイン、美容師、障害児・者支援、公衆衛生、獣医・衛生、作業療法士、理学療法士、観光、薬剤師、自動車整備、野菜栽培、家畜飼育、水産開発、食用作物・稲作栽培 etc.
この中には未経験でもできる職種もあります。もちろん試験があるので、経験者に比べると合格率は低い可能性がありますが、「途上国のために活動したい!」という強い意志と熱い情熱をアピールできれば合格もあると私は思います!
派遣されている協力隊の活動や派遣国について知ることができるページがあります。
「JICA海外協力隊の世界日記」:https://world-diary.jica.go.jp/blog/#resultsArea
ぜひ覗いてみてください。以前は個人のみの投稿でしたが、現在は複数人で一つのページを管理して投稿している国もあるようです!
まとめ
皆さん、いかがでしたか?
ざっくりとした説明でしたが、協力隊について少しはイメージは湧きましたでしょうか?
少しでもJICA海外協力隊について知っていただけたら嬉しいです☺️
皆さんの周りに、もしかしたら協力隊経験者がいるかもしれません。
また、皆さんの周りに海外から来日している外国人の方はいらっしゃいますか?
その方が発展途上国出身であれば「JICA」の存在を知っているかもしれません。
日本と世界をつなぐ JICA海外協力隊。
現地の人々への感謝と共に、
私はその協力隊の一人として活動ができたことを、誇りに思っています。
それでは、ソークディー🙏🏼🇱🇦
MAH❤️🔥
コメント